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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ふぐの疑問

釣りバカ飼育員つじです。

今回は久しぶりに釣りネタです。

一言で釣りといえど、色々な釣りがあるのですが、今回は船釣りの話です。

私が船に乗る時は「ジギング」と呼ばれる釣りをするのですが、

ジグという、鉛にホロテープなどを貼った疑似餌をアクションさせて魚に口を使わせる釣りです。

この釣りにおいて大切なもののひとつに釣糸があります。

例えば水深が100mのところを攻めようと思うと、最低でも100m以上は必要になってきます。

これは僕のリールですwこんな感じで糸が巻いてあります。

最低でも300mは巻いています(この糸、安くても3500円はするんです泣)

で、この糸の先にジグ(疑似餌)をむすんで投入します。

以下、釣りバカ画伯イメージ

なんとなく分かって頂けたでしょうか?ww

さてここからがちょっとした不思議な話なのですが、

この時期、サバフグという魚が多数発生することがあります。

実はこのサバフグ、釣り人の中で最高の嫌われ者です。

なぜなら、糸を食いちぎるから。。。

こんな感じで、サバフグは比較的水面近くにいることが多いです。

水深100mで底を取った時にサバフグにカットされたら、、

ジグと3500円の糸を100mもおさらばしなければならないからです。

実際に私もカットされたことが何度かあります。いきなり軽くなって気が付いたら糸だけ・・・。

もうたまったものではありません。。

ではなぜ糸を噛んでくるのかというと、正直よくわかりません。。

が、

ちょっとした法則があるようです。

糸には視認性と距離を確認するために何色か着色してあるものがあります。

(例:10mごとに配色が変えてある)

その色の変わり目を食ってくるみたいなのです。

左側が配色がある糸で、右側が単色の糸です。

本当に色の変わり目で食ってきているのかは定かではありませんが、

実際に単色の糸を使っている方は被害が少ない傾向があるようです。

これに関しては事例から法則を作っているに過ぎませんが、

私の知り合い方も、船長さん方々も言われるので信憑性はあると思います。

ここで気になることなのですが、サバフグの色覚と視力です。

こちらの糸は太さにして0.5mm以下です。

あの大海原で、こんなにも細い糸の色を見分けているのであれば相当な目を持っていると言うことになります。

フグの仲間の視力や色覚に関して、何か情報、ご意見ございましたらご連絡下さいませ。

ちなみに今回登場したサバフグですが、標準和名はシロサバフグです。

良い画像がなかったので載せれませんでした。スミマセン~

飼育研究部 つじ

 

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