先日から話題の、クモガタウミウシの水槽で見つかるバナナムシ(仮)
各方面に問い合わせているにもかかわらず、未だ正体は謎のまま…
(ちなみにバナナムシはイネの害虫ツマグロヨコバイの別名でもあるので、こちらはバナナワームにした方が適当かも知れません。ま、仮称なのでどっちでも良いか)
それでも水槽内に出現するたびに核心に近づいてきたようです。
前回はクモガタウミウシの外套膜の隙間に出現していたので、おそらくクモガタウミウシの寄生虫で間違いないだろうな、と確信。
【前回の日記】
https://aquarium.co.jp/diary/archives/16535
その後、予備水槽で飼育している別のクモガタウミウシの腹の中に寄生していることが判明して、クモガタウミウシの寄生虫であることが確定しました。でも何の仲間なのかは全く不明ですが…
クモガタウミウシの体内から出ると、やはり繭?を作ります。
昨日、へんな生きもの研究所の水槽ではまたまた新たな2匹のバナナムシ(仮)が出現(画面中央下、左側)
これで、この水槽の2匹のクモガタウミウシから合計5匹が外部に這い出てきたことになります。全て同じ個体から出てきたかもしれません。
中間宿主のウミウシから這い出して、繭?をつくったあとにまた他の生物に寄生するのでしょうか…?
興味深々、観察は続きます。
【飼育研究部 森滝丈也】