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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

ダイオウグソクムシ№5が…

みんな大好きダイオウグソクムシ5号(2012.07.26入館)

今朝見ると、体の前半部が変色していました…まさか脱皮の前兆?

実は正月あたりに、少し体色が変わってきたんじゃないかと5号ファンのお客様から指摘がありましたが、その時はこんなに白くはなかった…

ちなみにこれは5ヶ月前の様子。

数日前から水槽の右隅に頭を向けて静止していたので気がつきませんでした。

今朝、点呼(個体の位置確認)のため、たまたま動かして驚きました。

一瞬、誰か分からなかったほど。

 

でも、決して動きが悪いわけではありません。

オオグソクムシの脱皮は時々目にしますが、ダイオウグソクムシが水槽内で脱皮したという話を私は聞いたことがありません。

 

興味深いのはこの仲間(ダンゴムシも含む)は体の半分ずつ脱皮すること。

先に体の後半部(胸部第5節以降)を脱ぎ、それが硬化した後、前半部を脱ぎます。

 

今回、5号が変色した部分は胸部第4節からの前半分なので、位置もぴったり。

(でも、通常は体の後半から脱ぐので変色するなら後半部分のように思えますが…)

 

この後、5号はてくてく歩いて水槽左のシェルターに隠れてしまいました(右側)

何が起こるのか…気になります。

【飼育研究部 森滝丈也】

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