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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

本日は「オウムガイ記念日」

本日は「オウムガイ記念日」

日本でオウムガイ類の飼育が始まったのは、今からちょうど50年前、1976年7月22日です。

最初に飼育に挑戦したのは、よみうりランド海水水族館(当時)で、オオベソオウムガイでした(鳥羽水族館はこの2年後からスタート)。

当時は餌や適切な水温、生態に関する知見もほとんどなく、すべてが手探りだったようです。

当時の担当者が残した報告書や論文を読み返すたび、未知の生きものに挑み続けた先人たちの情熱と探究心に胸が熱くなり、「もっとこの生きものを知りたい」という思いを新たにします。

飼育開始から17年後の1993年には、鳥羽水族館が初めて本種の繁殖に成功。その後、胚発生の過程、孵化後の成長速度や産卵間隔など、水槽内という限られた環境ではありますが、多くの生態が明らかになりました。

日本の水族館が積み重ねてきた半世紀の歩みは、オウムガイ研究を大きく前進させたと言えるでしょう。

一方で、自然界ではどこで産卵しているのかさえ、いまだ明らかになっていません。大きな謎は、今なお数多く残されています。

いつか自然の海でオウムガイの卵を見つけたい…。

担当を離れた今、その夢は少し遠くなったようにも感じますが、それでも、飼育で積み重ねられた知見と野外調査を結び付け、最後に残された大きな謎を解き明かしたいと夢見ています。

先人たちから受け継いだ挑戦のバトンを未来へつないでいけたら、と思っています。

【飼育研究部 森滝丈也】

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