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鳥羽水族館 飼育日記 鳥羽水族館 飼育日記

DGM!

DGM!

DGMとは…そう、Dan Go Mushi !

学術的には等脚目またはワラジムシ目と呼びますが、「ダンゴムシの仲間」とした方が伝わりやすいので、ここではダンゴムシの仲間(DGM)と呼びます。

DGM!DGM!DGM!

ダイオウグソクムシ、オオグソクムシ、オカダンゴムシ、フナムシ、ウオノエなどがお馴染みメンバーですが、他にもマイナー種がたくさん。

さて、このDGMには特有の形態的特徴(共有派生形質)がいくつかあります。

例えば、①複眼に柄が無く、固着眼となっている(カニやエビだと眼柄がありますよね)

②背甲が発達しない(胸の節が一つ一つ区切られたように見えます)

このため、体を丸めやすくなっているとも言えそうです。

③二相性脱皮をする(体の後半を先に脱いで、あとから前半を脱ぐ)

④主に腹肢で呼吸する(矢印のモジャモジャした部分で呼吸します)。画像はダイオウグソクムシ。陸棲のオカダンゴムシでは第1腹肢と第2腹肢に肺(擬気管・白体とも言う)があります。

DGMの共有派生形質は他にも色々ありますが、これぐらいにします。

さて、ゆいぴさんが紹介していたように、夏の企画展「夏だ!とばすいじゆうけんきゅう展」の特別イベントとして「生きものセミナー」をおこないます。

私はこのDGMの話をするので、興味のあるお子さん(自称お子さんでも可)は是非聞きに来てください!

他にも飼育係、獣医によるセミナーはお子様に興味を持っていただけるテーマが目白押しですので下記のサイトからチェックしてみてください。
https://aquarium.co.jp/240701_01/

以上、宣伝でした。

【飼育研究部 森滝丈也】

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