へんな生きもの研究所で飼育中のヨコエビBathyceradocus sp.の正体を研究者に調べてもらっています(熊野灘の水深350mで採集)
現在、シロウニ水槽の中に入れた沈木の、中央あたりの窪みに6匹(大1・中4・小1)の姿が確認できます。とは言え、大きさ5-15㎜程度で、隠れていることが多いので、じっくり観察しないと気づきませんが。
水槽で観察できるようになると、生態が気になってきます。毎日、だいたい同じ場所にいて、意味ありげに腹部をピンピンッと振り上げています。お互いに交信しているのか…?
ヨコエビは亜社会性(親と子が一緒に住む)を持っている種がいるようで、気になります。仔のヨコエビはおそらく誰も生態を観察したことがない種類と思われるので、興味津々。
ひとまず、大と中個体は仲が悪いようで、昨日は縄張り争い?をしていました。
よく観察すれば、オスメスの違いもわかってくるかも。へんな生きもの研究所で珍ヨコエビの生態の一部が明らかになれば、と期待しています。
【飼育研究部 森滝丈也】