本日、2匹のダイオウグソクムシが仲間入りしました。
なんと、このコはメスです!
業者さんから連絡を受けた時は軽く興奮しましたよ。
実は、どういう訳か、採集されるダイオウグソクムシはオスが多く、国内で飼育されているほとんど全てがオス。
当館でも過去に入館したメスは小型の№20だけでした(残念ながら№20は今年の春に死亡)
このサイズのダイオウグソクムシのメスを見るのは、私は初めてです。
腹側をよく見ると、足の付け根に小さな覆卵葉(ふくらんよう)が見えています。
産卵前に脱皮すると、この覆卵葉が伸長して卵を守る保育嚢に変化します。
もう1匹は№25(全長23㎝ 体重1035g) オスです。
全体的に色白だからかなぁ。
これで鳥羽のダイオウグソクムシは総勢7匹になりました。
【飼育研究部 森滝丈也】