先日、オオグソクムシが脱皮をしたとお伝えしました。
オオグソクムシをはじめとするダンゴムシの仲間は、まず体の後半部を脱ぎ、しばらくしてから前半部を脱ぐ「二相性脱皮」をおこないます。後半部の脱皮の前にまず前半部が白くなるのですが、これは後半部のカルシウムを前に移動させているからではないかと推測しています。
なので、後半部の脱皮を終えれば前半部はどんどん元の色に戻っていきます(後半部にカルシウムを戻している?)
わずか1週間程度の期間でこの変化…。
前半部はすっかり元の色に戻りました(※脱皮をしたのは後半部だけですよ。お間違いなきよう)
ダイオウグソクムシも脱皮の際に同様の変化がおこりますが、オオグソクムシの方が変化がスピーディーですね。
【飼育研究部 森滝丈也】