こちらは、これまでに確認されたガラス海綿類の一部です。

ガラス海綿類は深海に生息するカイメンの仲間で、カイロウドウケツなどがよく知られています。この仲間のからだはシリカ(二酸化ケイ素)の繊細な骨格で構成されていますが、栄養源としてはあまり有効だとは思えず、以前から不思議に感じていました。
尾鷲沖水深380mで見つけたガラス海綿類。食べるところなさそう。
最近、ダンゴムシが炭酸カルシウムを含む石を食べ、それを体内で再構成して殻の材料にしているという研究論文を目にしました。
もしかすると、ダイオウグソクムシもガラス海綿を積極的に摂取することで、シリカを直接あるいは間接的に外殻の形成に利用しているのかもしれません。
シリカは人間の美容や健康に効果があると考えられているようですが、ダイオウグソクムシにとっても健康維持に一役買っている可能性はありそうですね。
【飼育研究部 森滝丈也】







