こんにちは、ともちゃんです。
かなりご無沙汰になっていた「トレーニングのススメ!」
刺激には良いものと悪いものがあります(動物にとって)。動物が喜ぶこともあれば嫌がることもありますよね。
嫌な刺激(嫌悪刺激)を無理強いするのはよくありません。ですが、何事も経験は大事です。与えてみて嫌がるなら取り除いてあげます。何に喜んで何を嫌がるかは動物によって大きく変わります。
自然界と動物園や水族館での刺激の違いと言えば「人が関わっている」ということ。動物園や水族館の動物たちは良くも悪くも人間次第。自然界では難しい採血や体重測定などが可能になります。
ですが、動物園や水族館にいる動物でも最初から何でも出来るわけではありません。その可能性を広げるのがトレーニングです。
採血では動物の体に針を刺さなければいけません。必ず痛みが伴うはずです。採血しよう!といっていきなり針を刺すのではなく、トレーニングで徐々に針を刺す痛みに慣れさせていきます。
痛みは動物にとって嫌な刺激。ですが採血も健康状態を把握するために必要なことで、動物に無理なく協力してもらいながら進めて行くことが大事です。人間が一方的にやってはいけませんよね。
聞いたことありませんか?「ハズバンダリートレーニング」って。
つづく
【飼育研究部 ともちゃん】