5月25日に幼生を抱えた状態で採集された母さんグソク。
1ヶ月そのまま保育状態が継続し、6月21日に2匹の幼生が産み落とされました。
オオグソクムシの幼生が親から離れるときは一斉に覆卵葉からワラワラと出てくると思っていたので、2匹だけとは予想外…そして、残念ながら2匹は翌日までに死亡…
もしかして弱い子が排除された…?
画像はその数日後、背後から撮った母さんグソクムシ(6月26日撮影)
覆卵葉で囲われた保育嚢内で幼生が活発に動き回っていました。
ワラワラ出てくるのはもうすぐか?と思っていたんですけどね、この時は。
出てきません…おーい。
覆卵葉の重なり具合も日によって変化するようです。幼生の動きに作用しているのかも知れません。
とうとう暦は7月になりました…
そして先日12日の夜、ついに動きがありました。
21:47 覆卵葉から少しはみ出た幼生(ベビーグソク)を発見!
母さんグソクも先ほどに比べると動きが少なくなって「産みの体勢」のように見える…
と思った瞬間、プリッ!…いや、そんな音はしていませんが(笑)腹肢に煽られるようにしてベビグソが出てきた~!!
この後、ワラワラと出てくるのかと思ったのですが…あれ?またしても1匹だけ。
そして、今朝。
既に公式ツイッターでもお知らせしましたが…ベビグソは死んでいました。
親から離れてたった3日の命…
産まれた時はよく動いていたのですけどねぇ。
やはり弱い子だったのでしょうか…?
なぜ保育中は状態に問題なさそうに見えるのに、出ると数日で死んでしまうのでしょうか。
そして、果たして母さんグソクからベビグソたちがワラワラ出てくる日は来るのでしょうか。