先日の朝、へんな生きもの研究所のニチリンヒトデが良いポジションでスタンバってました。歩帯溝にいるアステロミゾストマムを見せたがっていたのかもしれません(笑)
アステロミゾストマムとは、珍しいスイクチムシの仲間です(未記載種で、和名はありません)。
この仲間(1科1属)は、これまでに 北極から3種、南極から1種 が報告されているだけ(本種は熊野灘や駿河湾に生息)。
見た目はキクラゲのようですが、実はゴカイなどと同じ多毛類です。こちら↓は2021年11月に採集した個体(腹側から撮影)
今、飼育中の個体は、2024年の3月に歩帯溝にいることに気が付きました。どうでしょうか?わかりますか?(私はニチリンヒトデが採れるといつも歩帯溝をガン見するので、気が付きます)
こちら↓は去年の12月の姿。日に日に成長していく姿に、愛着がわいてしまいますね。
気がつけばもう丸2年経過。まさかここまで長いつき合いになるとは思いませんでした。アステロミゾストマムの成長過程 (長期飼育)なんてどこにも記録がありません。
歩帯溝から移動することはなく、地味で、ほとんど気付かれもしませんが、個人的には可愛らしく思える熊野灘のアステロミゾトマム。どれくらいの寿命があるのかなど興味は尽きません。
【飼育研究部 森滝丈也】






