前回の飼育日記で予告したとおり、昨日はダイオウグソクムシにマグロの心臓(130g)を与えてみました。
先週、カツオの血合い(180g)を誰かが完食したのであまり期待はしていませんでしたが、匂いの強い餌ですし…どうでしょうか?
2012年12月から餌を食べていない№5(左)と、去年の入館以来まだ摂餌が確認出来ていない№14(右)がメインターゲット。
…まぁ想定内の反応でした(食べなかった)
今回も一晩放置しましたが、全く誰も反応せず、翌朝も皆、前日と同じ場所に…
そして静かに転がるマグロの心臓…
ま、先週、カツオの血合いを食べていますからね。こんなもんでしょう。
そう言えば、前回カツオの血合いがなくなっているのを確認したとき、体重を測定すれば体重差で№5が摂餌したかわかるかもと思い、計測してみたんですよ。
1250gでした。
意外と重い…これは!もしかすると!
期待に胸躍らせて過去のデータと照らし合わせてみようと…
…が、何と!№5は過去に体重を測定したことがなかったことが判明…だめじゃん。
ともあれ№5と№14、特に調子が悪いわけではありませんので、ご心配なく。
ちなみにマグロの心臓は薄切りにして塩コショーして焼くとおいしいですよ。レバーと砂肝を合わせたような食感、味です(もちろん、これはダイオウグソクムシに与える前に自分用として調理したものです)
このマグロは三重県度会郡南伊勢町で養殖されているもので「伊勢まぐろ」のブランドで伊勢志摩地方を中心に販売されています。ここは国内のクロマグロ養殖場の中で最北東に位置しているそうです。
豆知識でした。
【飼育研究部 森滝丈也】