2月19日より鳥羽水族館で生まれたコブシメの赤ちゃんが展示に登場し、お客さんの人気を集めています。
コブシメは奄美諸島以南の熱帯インド~太平洋のサンゴ礁域に生息する大型のイカの仲間で、成長すると胴の長さが50cmほどになります。
鳥羽水族館では2017年8月から館内Dコーナー コーラルリーフダイビングゾーンで4匹のコブシメ(オス3匹、メス1匹)を飼育・展示していたところ、2017年12月6日に水槽内で産卵を始めました。産卵は約1ヶ月間続き、約400個の卵を飼育員が回収、バックヤードで育成管理に努めたところ2018年1月末から孵化が始まり、2月21日現在では29匹の赤ちゃんが孵化しました。
生まれたとき全長約1.5cmだったコブシメの赤ちゃんは餌のイサザアミもよく食べ、現在約2cmまで大きくなり順調に成長していることから、この度この内の5匹を2月19日より一般公開しています。
飼育担当者は「3年ぶりに産卵が上手くいったので、嬉しく思う。良い飼育環境で3代目の誕生に期待したい。」と話しています。
コブシメは成長が早いのでぜひ今しか見れない小さなコブシメを見に来て下さい。