2023年10月8日にスナメリの赤ちゃんが誕生しました。誕生から3週間あまり、現在赤ちゃんは飼育係による人工哺育で懸命に育てられています。
母親になった「ココロ(6歳)」は今回が初めての出産であることから、出産後は注意深く観察を行っていました。しかし、24時間経過後も育てる様子は無く授乳が見られなかった為、やむなく翌日9日に飼育係による人工哺育へと切り替えました。
現在の赤ちゃんは、母親とは別々の水槽で暮らしており、24時間体制で1日14回の人工授乳に加え、体重測定を始めとする体調管理を行いながら飼育係が懸命に育てています。
イルカ類の新生仔の人工哺育は難しく、2013年に鳥羽水族館がスナメリの「輪(りん)」に行った人工哺育が国内では初の成功例として注目を浴びました。これまでに積み重ねてきた知見を活かし、飼育係が一丸となり、今回の赤ちゃんを無事に育てたいと考えています。
赤ちゃんの哺育について飼育係は、「これから寒い時期になるので、無事に元気に育ってほしい。担当者で協力し合いながら頑張りたい。」と話しています。
現在、バックヤードで飼育しているため、一般公開時期は未定です。
体長:73.6cm体重:7.26kg(ともに10/9計測)性別:オス誕生日:2023年10月8日
「ココロ」6歳(2017年5月25日 鳥羽水族館生まれ)出産:初産
不明
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