イロワケイルカに赤ちゃんが誕生!

2023年06月23日(金)

 2023年6月21日午前6時42分、イロワケイルカの「ステラ」が2年ぶりに赤ちゃんを出産しました。母仔ともに健康状態が良好であることから、6月23日から水槽の一部を一般公開しています。

 イロワケイルカの「ステラ」は昨年10月のエコー検査で妊娠が確認されていました。6月19日から体温の低下がみられ、20日には摂餌量の減少といった出産の兆候が見られた為、飼育係が20日から24時間体制で観察を行ったところ、同月21日の午前6時42分に無事出産しました。

 赤ちゃんは生まれて直ぐに呼吸をしに水面に浮上した後、母親の「ステラ」に寄り添いながら力強く上手に泳ぎ、母仔ともに健康な様子を見せています。

 母親の「ステラ」は神経質な面がありますがおとなしい性格で、過去の出産でもしっかりと育児をした経験を持つイルカです。出産から約11時間後に初授乳が確認され、その後も安定して授乳しています。

 飼育担当者は「何事もなく、無事に産まれてくれてよかったです。ステラも仔に寄り添いながら泳いでおり、その姿を見て一安心しました。全国的に頭数の少ない種類のイルカなので、元気に育ってくれるよう見守っていきたいです」と話しています。

赤ちゃんのデータ

赤ちゃん

スナドリネコ兄

  • 性別:オス
  • 体長:推定70cm
  • 体重:推定6kg
母親

愛称:ステラ

年齢:22歳
出産経験:5回目(前回2021年7月出産)
2001年5月26日 マリンピア松島水族館[宮城県宮城郡松島町]生まれ
入館:2010年1月25日 アドベンチャーワールド[和歌山県西牟婁郡白浜町]より

父親

愛称:カイ
年齢 : 26歳(1997年5月25日 鳥羽水族館生まれ)

※鳥羽水族館でのイロワケイルカの出産は今回が20例目です。
※現在、鳥羽水族館で飼育しているのは5頭です(オス3頭+メス2頭〈赤ちゃん含む〉)。
※当面の間は、水槽の一部を制限しての公開となります。

【イロワケイルカ】

南アメリカ大陸南端付近の冷たい海(水温5~12℃)に生息する小型のイルカでオキアミやイカ、小型の魚類などを食べる。
平均体長約135cm、平均体重約40kg。白と黒の鮮やかな色分け模様から“パンダイルカ”とも呼ばれる。
1987年3月に鳥羽水族館で、日本初公開。

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