11月1日の「計量記念日」にアフリカマナティー「みらい」(メス、推定5歳)の身体測定を行いました。これは「みらい」がちょうど入館3周年を迎えるのに合わせて成長具合を確認し、今後の健康管理に活かす為です。
アフリカマナティーは日本では鳥羽水族館でしか飼育していない貴重な動物です。「みらい」が鳥羽水族館へやってきたのはちょうど3年前の2010年11月1日のこと。遠いギニア共和国からやってきた当時は推定2歳で、今よりずっと小柄でした。あれから3年、幼かった「みらい」は先に飼育されていた2頭(メス:はるか/オス:かなた)とともに、牧草のほか、レタス、ハクサイ、キャベツ、小松菜などのエサをよく食べ、よく寝てすくすくと成長し、時には大きなオスのエサも横から取ってしまうおてんばな一面も見せています。
「みらい」がどれくらい成長したか職員も楽しみにしていた今回の測定。結果は体長262cm、体重375kgと半年前の計測時と比べると体長+1cm、体重-25kgでした。体重はやや減りましたが、これは季節的なエサの違いによるもので、1年前に比べると+75kgと順調に成長しています。
測定は「みらい」を予備水槽に移動し、水を抜いた後に体長など各部の大きさを計測したり、体重は担架に乗せて吊り上げるという方法で測定しました。「みらい」は普段と違う状況でも暴れることなく終始おとなしくしており、飼育係たちも一安心でした。飼育担当者は「これからも無事に成長して、ゆくゆくは赤ちゃんを産んでくれたら嬉しいです。」と話しています。
これまでの計測結果 | ||
計測日 | 体長 | 体重 |
2010年11月1日 (入館当日、推定2歳) |
200cm | 140kg |
2011年11月1日 | 233cm | 240kg |
2012年5月18日 | 243cm | 310kg |
2012年11月1日 | 247cm | 300kg |
2013年5月23日 | 261cm | 400kg |
2013年11月1日 | 262cm | 375kg |