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「カエルとイモリの天気予報」水槽を今年も設置します

2023年6月1日(木)~2023年8月31日(木)

 カエルやイモリなどの両生類は、皮膚がウロコに覆われていないので、長時間の乾燥は彼らの命にかかわります。そのため彼らは少し先の湿度を見極めながら行動をする、言わば「湿度のスペシャリスト」です。そんな彼らの特性を生かし誕生したのが、この季節限定の「カエルとイモリの天気予報」水槽です。

期間は6月1日~8月31日までの3か月間で、飼育係が毎朝9時台と夕方16時台の1日2回、身近な両生類の代表格のアマガエルとイモリの行動を観察し、翌日の天気を予想します。

 生きもののことですので天気予報は外れることもありますが、身近な生きものを観察することで、色々な発見をする楽しさを知っていただければと思います。ぜひ、夏休みの自由研究の参考にしてください。

【期間】2023年6月1日(木)~2023年8月31日(木)
【 場 所 】3F ワニ水槽前(「奇跡の森ゾーン」と「日本の川ゾーン」の連絡通路)(半屋外)
【 水 槽 】カエル 幅36 × 奥行き30 × 高さ60 / cm
イモリ 幅75 × 奥行き35 × 高さ40 / cm
【展示生物】カエル(ニホンアマガエル):10匹
イモリ(アカハライモリ) :10匹
鳥羽水族館「カエルとイモリの天気予報水槽」

予報のしくみ

カエル(ニホンアマガエル)10匹とイモリ(アカハライモリ)10匹をそれぞれの水槽に分けて展示。

午前9~10時頃と午後4~5時頃の1日2回、飼育係が行動を観察し、翌日の天気を予報します。

カエルの場合は目を開けていたり、木に登るなど活発に動いていれば雨、じっとしていれば晴れ、それらの割合によって“晴れ・曇り・雨”を飼育係が判断します。イモリの場合は水中にいれば晴れ、上陸していれば雨、カエル同様それらの割合が判断基準になります。水槽はカエルとイモリを完全に分け、小型の水槽を用い間近で観察できるようになっています。

水槽の横の掲示板には、期間中の予報(カエル、イモリ、気象庁、下駄)と測定時の気温と湿度、さらに実際の天気(正解)を記入し、1週間ごとに当たった確率を割り出します。

その他掲示板には、予報以外に両生類の皮膚の構造や天気にまつわる話などの分かり易い解説を表示しています。

※鳥羽水族館では2006年からこの時期に「カエルとイモリの天気予報水槽」を設置し、今年で12回を数えます。
鳥羽水族館 ニホンアマガエル01
鳥羽水族館 ニホンアマガエル01
ニホンアマガエル
鳥羽水族館 アカハライモリ01
鳥羽水族館 アカハライモリ02
アカハライモリ

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