Iコーナー 極地の海

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冷たい海、凍てつく湖、そして強い風。厳しい極寒の世界に生きる動物たちの環境への適応とライフスタイルを見せるゾーンです。

ラッコ

ラッコは主としてクリル諸島~アリューシャン列島をへてアラスカ周辺からカリフォルニア地方に至る北米大陸の西海岸に生息する最小の海獣で、良質の毛皮のために乱獲されましたが、現在では国際的に厳しく保護されています。石で貝を割って食べる面白い習性を持つことから、「道具」を使う海の動物として知られ、おなかを上にして水面に浮かびながら餌を食べたり、毛づくろいをするユーモラスな生態が親しまれています。鳥羽水族館では1984年2月、日本で初めてラッコの赤ちゃんが誕生しました。
7.7m×4.4m×2.4m(水量約81.3トン、陸上部分を含む)のメイン水槽に4.6m×4.4m×1.5m(水量約30.3トン、陸上部分を含む)のサブ水槽が併設され、陸上部分でつながっており、病気治療や出産時は隔離することが可能です。内部は常時室温10℃以下、水温8℃に保たれています。

おまけ
ラッコの鳴き声(音声:wav 87KB)
ラッコの貝割り(動画:mov 1.3MB)

寒さへの適応

1年中寒い北極や南極のまわりにも、元気にくらしている動物がいます。冷たい水、強い風、そして冬になるとはりつめる氷。厳しい環境の中ですが、ここに生きる動物たちは、それぞれの方法で、この環境に適応しています。
バイカルアザラシのこっけいなほど太った体、ラッコの保温力に優れたすばらしい毛と、それを手入れするゆかいな仕草、びっくりするほどの大食。これらは全て、厳寒の地で生きていくために必要な工夫なのです。

イロワケイルカ

南米チリのマゼラン海峡で、鳥羽水族館他の調査隊によって捕獲された小型のイルカで、平均体長約135cm、平均体重約40kgしかありません。白と黒の鮮やかな色分け模様から“パンダイルカ”の愛称があり、航行する船舶の周りに集まって波乗りしたり、ジャンプをする習性があります。水温5~12℃の冷たい海を好み、オキアミやイカ、小型の魚類などを食べています。1987年春、日本で初めて公開されました。
8.4m×6.8m×3.45m(水量約197トン)のメイン水槽に4.9m×5.0m×1.5m(水量約35トン)のサブ水槽が併設され、巾1.5mのゲートを介してつながっているため、必要に応じて分けることができます。水温は常時14℃に保たれています。


バイカルアザラシ

世界で最も深いバイカル湖だけに生息する淡水産の珍しい小型のアザラシで、体長約1.2m、体重70~80kgぐらいにしかならず、生息数が少ないため大切に保護されています。1980年8月に日ソ学術交流の一環としてモスクワ動物園から初めて鳥羽水族館に贈られてきました。


7.4m×3.4m×1.5m(水量約37.7トン、陸上部分を含む)のメイン水槽に柵で仕切られた1.95m×1.4m×0.5m(水量約1.1トン、陸上部分を含む)のサブ水槽が併設され、隣接して治療室があります。内部は常時室温10℃、水温8℃に保たれています。


ハダカカメガイ(クリオネ)

浮遊性の腹足類(巻き貝)の仲間で、翼を振って水中を漂う優雅な姿が人気です。学名からクリオネという呼び名で親しまれています。