RAKKO WORD BOOK
ラッコ用語集
イカミミジャンプ、メイ寝、お味見、ラフト、パップ。鳥羽水族館で生まれた呼び名から、ラッコの生態を知る一般用語まで、ラッコペディアならではの用語を楽しく紹介します。
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まず覚えたいラッコ用語
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TOBA WORDS
トレーニング・特技
ラッコたちの動きや反応を見ながら行うトレーニング用語です。遊びのように見えるものも、健康管理や行動維持につながっています。
イカミミジャンプ
水槽に貼り付けられたイカミミを、水中からの大ジャンプでゲットするトレーニング。実は、イカミミを正確に貼り付ける飼育係の「手裏剣投げ」技も裏で磨かれています。
おもちゃキャッチ
飼育係が投げたおもちゃをラッコたちが受け止めるトレーニング。メイは「高速キャッチ」の名手で、受け取った先から脇のポケットへ吸い込まれるように収納します。
キャッチ&ポイッ
渡されたおもちゃをバケツに返すトレーニング。キラは一気にまとめて返しますが、メイは一つずつ丁寧に返すという性格の違いが出ます。
おもちゃコンコン
野生の「貝を割る動き」を忘れないためのトレーニング。陸に叩きつけるのが基本ですが、ガラスを叩く場合は「ガラスコンコン」と呼び名が変わります。
ガラスタッチ
ガラスを手のひらでトントンと叩くトレーニング。メイは数回叩くと自分の判断で戻ってきますが、キラは合図が出るまで粘り強くやり続けます。
バズーカ
カラーコーンを肩に担ぎ、身体を安定させるトレーニング。まるでバズーカ砲を撃っているように見えることからこう呼ばれている。
高速バイバイ
キラの十八番。残像が見えるほどのスピードで片手を上下に振ります。
旗持ち
文字入りの旗をラッコたちが支えて持つトレーニング。根元の黄色い部分は漁業用のプラスチック浮き。2頭同時に持つときは“ダブル旗持ち”と言われます。
アゴのせ
飼育係の手の上にちょこんと顔を乗せる、癒し系トレーニング。
ペコリ
キラのトレーニングのひとつで、顔をうずめるように下を向く様子。飼育係が手を下げる合図をすると、勢いよく下を向きます。
OBSERVATION NOTES
習性・ふるまい
日々の観察から見えてくる、メイとキラらしい行動の呼び名です。公式名称ではないものは、その注記も残しています。
お味見
キラの食事中に、メイが「お味見」として少しもらうこと。これを見越して、飼育係が後ろでこっそりキラに補給する「餌トレード」が行われます。
ほっぺむにむに
顔をグルーミングする姿。両手で一生懸命むにむにする姿は、とても魅力的です。
鼻ぶちゅ
キラがガラスに鼻を押し付ける状態。もはや「ぶちゅ」以外に形容する言葉が見当たりません。
メイ寝
メイ独特の寝相のこと。プールサイドに後ろ足だけ引っ掛けてプカプカ浮く。他のラッコたちは真似しません。
ガウガウ
ラッコたちが怒っているときの様子。ラッコなりの強い自己主張です。
底あさり
ラッコたちが、水底に餌が落ちていないか探すこと。メイはよく底をあさるため、自慢のヒゲがすり減って短くなっています。
貝殻集め
小さい貝殻片を集めて、脇の下のポケットにしまうこと。メイは貝の破片を先に収めてから、最後に大きい殻で蓋をするという収納の達人です。
ミステリーサークル
キラのグルーミングができていない(毛が濡れている)部分のこと。本人は一生懸命グルーミングしているものの、どうしても手が届かない(?)空白地帯です。
手つなぎ
2頭同時に行うトレーニング中に見ることができる。ごくまれに睡眠中に手をつなぐこともあります。
ITEM BOOK
アイテム・おやつ
トレーニングや日々のケアで登場する道具、おやつ、ラッコたちのまわりにあるものを集めました。
おもちゃ
白いまな板を加工した飼育係お手製の道具。ガラスに優しく衛生的。くさり状や魚型などバリエーションが豊富。
アイスケーキ
誕生日などに贈られる氷のケーキ。文字に「イカの薄皮」を使うなど、飼育係の職人技が光ります。
ラコ木
30年以上も愛用されている流木。先端がラッコの横顔に見えるといわれる不思議な木で、メイの枕としても使われています。
カラーコーン
仕切りでつかう三角コーンのことです。トレーニングに使われるほか、おもちゃになることもあります。まれにお腹に乗せたまま寝てしまうこともあります。赤・黄・青・緑の4色があります。
おやつ
餌のウチムラサキ(大あさり)の「水管」部分など。エンリッチメントのひとつとして、おもちゃに隠したり、ご褒美として与えられる特別なごちそうです。
氷
脱水予防のキューブ氷。各お食事タイムのあとに与えていて、朝と夕方は水氷、お昼は経口補液剤入りの氷。万が一、脱水になったときに食べてもらえるよう普段から与えています。キラは無類の氷好き。
お供え物
メイが陸上に残した貝殻の小山のこと。大きな貝殻に小さいものが入っていたり、小さい貝殻がまとめておかれていたりと様々です。
CARE & FACILITY
施設・管理
プール、ライブカメラ、健康管理に関わる言葉です。普段の観察を支える、飼育管理ワードとしてまとめています。
ロイズ穴
かつて飼育されていた「ロイズ」のお気に入りスポット。陸地に穴が開いている場所(水槽正面右)を指します。公式名称ではありませんが、ファンの間では定着している言葉です。
抜け毛
陸上で寝ていた場所に抜け落ちている毛のこと。飼育係が毎朝回収して密かに収集しています。ラッコの毛は毎日生え変わるといわれています。
うんち網
お昼のお食事タイムのあと、うんちを回収するときに使用する網。プールの清潔を保つための必需品で、時には水底の貝殻を拾うことも。
体重測定
毎週日曜日におこなっている健康管理のひとつ。デジタルばかりには特製の台が載っているが、メイはしっぽがはみ出がちです。
メインプール
2頭が主に過ごしている大きい方のプール。お食事タイムはたいていメインプールで行っている。24時間ライブ配信の舞台にもなっています。
サブプール
メインプールの横にある小さい方のプール。中央で循環水が渦を巻いているので、ときどきラッコが水面でくるくると回ったまま寝ている姿が見られます。
SEA OTTER BASICS
一般編
ラッコの体のつくり、野生での暮らし、文化的な呼び名につながる用語です。鳥羽水族館編とは少し落ち着いた読み物カードで紹介します。
ガードヘアー
アンダーファーを覆うように生えている、長くて丈夫な「差し毛」のこと。水に濡れると毛先が束になり、防水シートのような役割を果たします。中の繊細なアンダーファーと空気の層を、外部の刺激から守るバリアです。
アンダーファー
表層の毛の下に密集する世界最高密度の細く柔らかい毛です。1平方センチに10万〜15万本以上も生えており、空気をがっちり保持します。この空気の壁が冷水の侵入を完璧に防ぐため、ラッコの地肌は水中でも濡れることがありません。
グルーミング
厚い脂肪層を持たないラッコにとって、毛繕いは命綱です。
くわしく読む
前あしで空気を毛の間に送り込み、断熱層を作ることで体温維持と浮力確保を同時に行います。過酷な海で生きるためには欠かせない行動なのです。
ラフト
休息時に作る「いかだ」のような群れのこと。
くわしく読む
流されないよう海藻を体に巻いたり、仲間と手を繋いだりします。単なる交流ではなく、集団で位置を固定して天敵を警戒する、野生ならではの生存の知恵です。
パップ
ラッコの赤ちゃんの呼び名。生まれたてのパップは「バースコート」という浮力の高い特殊な毛に覆われ、沈もうとしても水面に浮き上がってしまいます。お母さんが潜る間、水面で毛糸玉のように浮かんで待つ姿が印象的です。
キーストーン種
生態系のバランスを握る重要種のことです。
くわしく読む
ラッコがウニを食べることで、海藻の食べ尽くしを防ぎます。結果として守られた「ケルプの森」は、多くの生きものたちの住処となり、豊かな海が維持されます。
アトゥイ・エサマン
アトゥイ・エサマン(atuy-esaman)はアイヌ語で「海(atuy)のカワウソ(esaman)」を意味し、食肉目イタチ科のラッコを指します。
くわしく読む
アイヌ文化においてラッコは交易品として重宝された一方、海を司る神聖な存在として敬意を払われてきた歴史を持ちます。
該当する用語が見つかりません。
HOW TO ENJOY
ラッコ用語の楽しみ方
行動を見ながら読む
イカミミジャンプ、メイ寝、グルーミングなどは、実際の行動とあわせて読むと分かりやすい用語です。
メイとキラの違いを知る
おもちゃの返し方や食事中のふるまいなど、用語から2頭の個性も見えてきます。
ライブカメラと一緒に楽しむ
ラッコライブカメラで、用語に出てくる行動が見られることがあります。
一般用語で生態を深掘りする
ガードヘアー、アンダーファー、ラフト、パップなどは、ラッコの生態を理解する手がかりになります。
MINI FAQ
ラッコ用語ミニFAQ
イカミミジャンプとは何ですか?
水槽に貼り付けられたイカミミを、ラッコが水中からジャンプして取るトレーニングです。
メイ寝とは何ですか?
メイ独特の寝相のことで、プールサイドに後ろ足だけを引っ掛けて、ぷかぷか浮く姿を指します。
パップとは何ですか?
ラッコの赤ちゃんの呼び名です。生まれたてのパップは、浮力の高いバースコートと呼ばれる毛に覆われています。
グルーミングとは何ですか?
ラッコが毛を整える行動です。厚い脂肪層を持たないラッコにとって、体温維持と浮力確保のために欠かせない行動です。
ラッコライブカメラとは何ですか?
鳥羽水族館のラッコの様子をYouTubeで24時間配信しているライブカメラです。