2020年6月20日 午後7時56分、セイウチに赤ちゃんが誕生し、その愛らしい姿と鳴き声に飼育係も目を細めています。
6月20日午後2時頃、セイウチの母親「クウ(推定15歳)」の陣痛が始まったと考えられた為、慎重に観察を行っていたところ、同日の午後7時56分に赤ちゃんが無事誕生しました。赤ちゃんはオスで、体長約110cm、体重52.0kg。誕生直後から活発に動き、鳴き声を上げるなど良好な状態でした。しかし、観察を続ける中、時間が経っても授乳が確認されなかった為、21日の午後7時頃に母親とは別の飼育スペースに収容し人工哺育へと切り替えました。
今後は24時間体制で飼育係が交代しながら観察と人工授乳を続けます。今のところ一般公開は未定ですが、赤ちゃんの様子は25日より、館内Hコーナー「人魚の海」前に設置されているモニター(録画)でご覧いただけます。
出産を見守った担当者は「赤ちゃんが健康な状態で生まれたことにほっとしている。人工哺育に切り替えたのでまだまだ気が抜けないが、赤ちゃんの生育を間近で見守っていきたい。」と話しています。
赤ちゃん |
体長約110cm / 体重52.0kg (6/21計測)/ 性別:オス 誕生日時:6月20日 午後7時56分 |
母 親 | 愛称:クウ / (推定15歳)(2006年2月2日入館)(野生個体)出産3回目 |
父 親 | 愛称:ポウ / (推定15歳) (2005年12月29日入館)(野生個体) |
※残念ながらセイウチの子ども「テン」は2021年9月6日に死亡しました。
※ 現在、鳥羽水族館で飼育しているセイウチは4頭となりました。
(オス2頭 + メス2頭 [今回の赤ちゃん含む])
※ 鳥羽水族館でのセイウチの出産は3例目