2012年5月26日の夜、ミナミアフリカオットセイの赤ちゃんが誕生しました。黒い毛に覆われた、小さいながらも元気な男の子の赤ちゃんです。
25日、母親がエサを食べなくなるなどの出産の兆候がみられたことから、26日朝より担当者が交代で観察を行っていたところ、午後10時15分に元気な赤ちゃんが誕生しました。誕生した赤ちゃんは体長約45cm、体重5.86kg とても元気で良く鳴き、母親と一緒に過ごしています。現在「海獣の王国」ゾーン裏の水槽で飼育中で、一般公開は今のところ未定です。
母親の「ウー」は極めて温厚な性格で人にもよく慣れていますが、出産後は少し神経質になっています。また、父親の「ドン」はお腹が空くとエサが入ったバケツに飛びつくようなやんちゃな性格で、ショーに出演して活躍中です。
担当者は「鳥羽水族館でのミナミアフリカオットセイの誕生は久々なので、元気に育ってほしい。母親が大人しい性格なので、将来はお客様と触れ合っていただけるような優しい子になればうれしい。」と話しています。
母親 | 愛称 : ウー (2008年5月14日 南アフリカ共和国より入館) 年齢 : 推定5歳 2010年に1度早産(死産)しており、今回が2回目の出産 |
父親 | 愛称 : ドン (2007年8月19日 南アフリカ共和国より入館) 年齢 : 推定5歳 |
赤ちゃん | 性別 : オス 体長 : 約45cm 体重 : 5.86kg |
* 現在、鳥羽水族館で飼育しているミナミアフリカオットセイは11頭となりました。
( オス1頭 + メス9頭 + 今回の赤ちゃん[オス] )
*7月21日(土)午前10時より館内Bコーナー(海獣の王国)3階屋上にて一般公開予定です。