ブリーディングローン(種の保存を目的とした動物の貸し借り)により、大分県にある大分マリーンパレス水族館「うみたまご」(大分県大分市)から、セイウチのメス1頭を運搬し22日早朝、鳥羽水族館へ搬入しました。
鳥羽水族館と大分県にある大分マリーンパレス水族館「うみたまご」では本年2月よりブリーディングローンによるセイウチの移動をおこなっています。2019年2月8日には「うみたまご」から鳥羽水族館へ「泉(いずみ)」(メス 推定13歳)が貸し出され、オスとの同居の後、血液検査で繁殖期間の終了を確認した為、同3月19日(火)に大分へ返却されました。それに引き続き「うみたまご」で飼育している別のセイウチ「ミー」(メス 推定17歳)の繁殖を試みるため、再び「うみたまご」より搬出し、3月22日午前6時ごろ無事に鳥羽水族館へ到着しました。今後は様子を見ながら同居をおこない、鳥羽水族館のオス「ポウ」との繁殖を目指します。
今回搬入されたセイウチ:愛称「ミー」(メス 推定17歳) 2001年11月9日 うみたまご入館 ※野生個体 所有園館:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」 (大分県大分市) 体 重:791kg ※2019年3月19日計測 体 長:2m80cm |
ブリーディングローンとは・・・希少な動物を絶やさず増やしていくために、動物園や水族館同士で動物を貸し借りする制度 。協力して種の保存を実行している。