2017年5月25日 8時2分、スナメリに赤ちゃんが誕生し、現在、飼育係が注意深く観察を続けています。
スナメリの出産に向け、24時間体制でモニターによる観察を行っていたところ、25日6時15分頃に赤ちゃんの尾ビレが出始めているのを確認しました。多くの飼育スタッフが見守る中、同8時2分に無事出産。赤ちゃんは生まれた直後は必死で呼吸をしたり落ち着かない様子で泳いでいましたが、しばらくすると母親マリンと一緒に少しずつ潜って泳いだり、乳首を探すような仕草が見られるようになりました。
母親のマリンは気が強いしっかり者。出産を6回も経験するベテランのスナメリで、25日の17時53分頃には初授乳が確認されました。ただ授乳回数が少なく時々子供から離れるなど現在は予断を許さない状態です。このため、スナメリ展示プールは閉鎖し、飼育係は引き続き24時間態勢で注意深く観察を続けています。(現在 母子をご覧頂くことはできません)
飼育担当者は「まだまだ安心できません。これから授乳回数が増え元気になって、その姿を早くお客さんに見てもらいたいです。」と話しています。母子の状態が安定するまで一般公開は未定です。
母親 | 愛称:マリン / 年齢:推定19歳 入館:2004年11月3日(伊勢湾にて農林水産大臣の許可を受け特別採捕) 出産経験:2005、2008、2011、2013、2014年に続き6回目 |
父親 | 愛称:ハッチ / 年齢 : 推定15歳 入館:2004年11月4日(伊勢湾にて農林水産大臣の許可を受け特別採捕) |
赤ちゃん | 性別:メス 体長:推定85cm 体重:推定8kg |
* 現在、鳥羽水族館で飼育しているスナメリは9頭です(オス3頭+メス5頭+赤ちゃん)。