8月24日、アシカショーに2人の新人トレーナーがデビューしました。
デビューしたのは昨年9月に入社した夏井さんと今年3月に入社した真鍋さん。それぞれの決意を胸に緊張の初舞台となりました。
2人が初舞台に立つことになったのは共に小さな頃の動物への思いが始まりでした。
夏井さんは中学生の頃に見たイルカショーがきっかけで、ショーのトレーナーを目指し鳥羽水族館へ入社。希望どおりアシカやアザラシを担当するショーチームに配属されましたが、見るとやるとでは大違い。もともと普段は人前で話すのが苦手な上に、ショーでは解説をしながら動物の様子を気にしなければいけません。トレーニングでは苦戦しながらも「本番ではお客さんを笑顔にするために、自分も笑顔で楽しくショーをしたい」との思いから必死でアシカとも信頼関係を築いてきました。
一方、真鍋さんが小学生の頃から大好きだったのはシャチで大学でも研究を続けトレーナーを目指します。ショーチームに配属されると最初は先輩たちのように上手くトレーニングができず苦労する日もありました。しかし「ショーを通してアシカの優れた能力を知ってもらいたい」という強い気持ちで、パートナーのアシカと日々練習を続けてきました。
本番当日は夏休みの真っ只中ということもあり、客席は超満員。さあ開演!・・・というところでいきなり夏井さんがマイクのスイッチを入れ忘れていたことに気づき大慌て。このハプニングには先輩トレーナーも冷や汗ものです。
アシカたちは夏イベント「魚魚リンピック2016」でオリンピック競技のバスケットに挑戦するなど、様々な種目を披露していきました。真鍋さんは練習では何度も失敗していた大技の輪投げをこの初舞台では、なんと一度で見事大成功!! 夏井さんも3頭で息を合わせたターゲットジャンプを見事成功させお客さんから大きな拍手を受けました。
夏井さん
◆初ステージの感想は?
「緊張しましたが、お客さんの反応も良かったので楽しくできました!まだまだ力不足なので、もっと上手くなってお客さんにまた来たいと思ってもらえるショーをしたいです。」
真鍋さん
◆今後の目標やチャレンジしたいことは?
「たくさんショーに出て、アシカの魅力や賢さをお客さんに楽しく伝えていきたいです。」
超満員の大舞台でのデビューとなった2人、次なる夢に向かってさらなる一歩を踏み出します。