鳥羽水族館で2009年7月10日に孵化したオウムガイ(個体識別番号NO.149)が、オウムガイ類の繁殖個体の最長飼育記録 [1689日(1688日齢) : 2012年12月6日に鳥羽水族館でオウムガイNO.131が記録]を突破し、2014年2月23日に世界最長飼育記録[1690日(1689日齢)]を樹立しました。オウムガイNO.149は現在も生存しており、今後は日々記録を更新していくことになります。(2014年2月24日現在)
※日齢・・・年齢の「年」を「日」に変えたもの。出生からの経過時間を日で表したもの。(孵化日を0日として計算)
オウムガイ類の継続的な繁殖はこれまでにニューカレドニアのラグーン水族館、ハワイのワイキキ水族館、当館の3館が成功していますが、飼育下で繁殖した個体を長期生存させることは未だ困難で、1000日以上の長期飼育に成功しているのは当館のみです。これまでに1000日以上生存した個体は、オウムガイで5匹(今回の個体を含む)、オオベソオウムガイで6匹に過ぎません。
飼育担当者は「今後は繁殖個体を長期的に複数で飼育できるよう、これまでの飼育経験を活かしていきたい。」と話しています。
オウムガイ NO.149 |
性別 : メス 孵化日 : 2009年7月10日(鳥羽水族館にて) 記録樹立日 : 2014年2月23日[1690日(1689日齢)] Cコーナー「古代の海ゾーン」にてご覧いただけます。 |
※鳥羽水族館では2種のオウムガイ類の孵化に成功しています。
オウムガイ・・・1995年に初めて孵化に成功。これまでに158個体が孵化。
オオベソオウムガイ・・・1993年に初めて孵化に成功。これまでに 61個体が孵化。
(2014年2月24日現在)